メリノウールの弱点を克服したウェアSTATICのALL ELEVATION SHIRT

static メリノウールとポリプロピレンの混紡T

メリノウールの凄さがよくわかり、メリノウールのデメリットをしっかり補った丈夫な速乾Tシャツです。

毎日35度を超える記録的猛暑の北海道で、1週間の山旅をしてきました。
登山とテント泊を繰り返し、汗をかく場面が非常に多くありました。しかし、着替えを何着も持っていくのはとても荷物が嵩張り、重たくなります。

荷物を減らすために、
メリノウールの抗菌防臭効果を信じてみることにしました。

3泊4日の装備

心配していたのは、3点です。
・メリノウールだけではなく、化学繊維との混紡だと、結局臭くなる。
・メリノウールの保温性が高く、猛暑の北海道では暑くなりすぎる可能性がある。
・化学繊維に比べて乾くのが遅いので、ずっと濡れたまま着ることになる。

着用していたのは、5日間。

写真は利尻岳登山中のものですが、これくらい汗かきました。

1日目は移動、2日目から登山開始です。最初の十勝岳では、がれ場の登りが続き、照りつける強い日差しで、Tシャツの色が変わるくらいの大量の汗をかきました。
稜線にでると、ガスが溜まっており、強風と水分の多いガスで、雨が降っているかのような状況の中30分程歩きました。雨具を着ていても体は汗で濡れていました。

しかし、メリノウールの保温性で、汗がひんやりとする感覚はほとんどありませんでした。
体を冷やすことなく、ガスの中を出ることができました。

天候が回復することはなく、どんどんガスが下がってきてしまったため、この日は下山をすることに。温泉に行ってさっぱりしたあと、濡れたTシャツを着るのはなんだか嫌な感じ。お風呂に入っている30分程度の間に、Tシャツが乾けばいいなぁと思いながら、脱衣所のカゴにTシャツを広げてかぶせておきました。

お風呂から上がってくると、
Tシャツはすでに乾いていました。匂いもなく、快適にまた同じTシャツを着ました。

移動して、3日目は礼文島でのカンカン照りの稜線歩き、4日目は約1700mを一気に登る利尻岳の登山。5日目は移動。宿泊は全て、汗ばむテント泊。
汗はもちろんかきます、山でも平地でも、全身から滴り落ちるくらいの汗がでますが、登山の休憩時にオーバーヒートをしている感覚はなく、何を着ていても、こんなもんだなという感じ。

最終日まで毎日セルフで臭いチェックをしていましたが、特に気になりませんでした。
自分の汗が特別に臭く無いのではないかと錯覚するほど。

最終日は実家で家族と合流予定で、臭いとかなんとか言われるかと思っていましたが、全く気がついていない様子。よっしゃ!

ちなみに、6日目にポリエステル100%のシャツで旭岳に登りましたが、温泉後に同じ服を着るのを躊躇う程度には臭いが付きました。

旭岳での汗

結論

・メリノウールと化学繊維の混紡でも、臭いは気にならない。
汗の脂っぽいベタっと感もなく、さらさらで着ていられる。

・オーバーヒートせず、保温性もあり、天候の変化の激しい登山にはとても使いやすい。

・多少の濡れであれば、温泉に入っている間に乾いてしまうくらい、速乾性が高い。

沢登りのように全身濡れる遊びでも大活躍!