2年かかって完成した山シャツ。ムササビwoolenクラシカルシャツのこだわりについて!

SANKAKU STAND オリジナル
ムササビwoolenクラシカルシャツが遂に完成しました!!!

2年前からこのシャツの構想は始まり、実は各SNSでもちょこちょこお問い合わせを頂いておりました。

しかし、山で使用すると気になる点が出てきて仕様変更をしたり、生地そのものを見直したりと、かなりの試作とテストを繰り返してようやく自分たちらしいシャツが完成しました。

ムササビシャツはありがたいことにご好評頂いており、夏山シーズンには最適なのですが、ムササビシャツの通気度は非常に高く、秋冬では少し寒さを感じます。
夏山高山でも、もう少し寒さを感じにくく臭いにくいものがあればいいなぁ〜なんてことをお客様とも話していて、それなら作ろうと思いました。

⭕️生地について
初めて生地の展示会なるものに行き、各問屋さんのブースを巡り一枚一枚触って気に入ったものを見つけるというアナログな方法でした。
すごく大変な作業でしたが、生地の厚みや質感は実際に触らないとわからないので重要でした。

生地を数種類選んで試作を作りました。
これがまた不思議で、手で触った時には「これだっ」と思っていても形になると「あれ?」と違ったりするんです。
そんなこんなで2年もかかってしまいました。

前裾部分は丸くカットを入れました(これは完全に見た目にこだわりました)

ウール40%×ポリエステル60%の少し張り感のある生地はウールの防臭性や調湿性を確保しつつ、耐久性と速乾性もあるいいとこ取りだと思います。

3泊4日の南アルプス南部縦走でもずっと着て試しましたが、臭いはなく、適度に防風し通気してくれました。
岩場でガシガシ擦ってしまいましたがやぶれもなかったです

山でも街でも着れるものを求めました。
そうなるとシャツにはある程度の張り感が欲しく、
ヨレヨレになったりシワシワになる
のは違うと思っていました。
ウール混である程度の張り感がある生地って本当に少ないんです!
さらに自分たちが着たいと思えるデザイン性も重要だったので、それはもう川で砂金探すくらい難しかったです
→探したことは無いんですが、、

⭕️形について
私たちのオリジナルムササビ型をベースに男女問わずご着用いただける形に作りました。
脇下にゆとりを持たせてあります。

手を横に広げた様がムササビのようなのでムササビ型と呼んでおります。

このゆとりのおかげで脇下が蒸れません!
シャツの脇下部分がタイトだと中にTシャツ着た際、蒸れませんか?
あれを解消したくこの形が生まれました。
ただ、このゆとり部分の塩梅が難しく、広すぎるとザックのショルダーハーネスに干渉し腕の上げ下げがし難くなったんです。

絶妙な形に辿り着き、今では数多くのムササビシャツファンの方からご好評頂いております。

襟部分にはボタンとループを取り付けています。


これは日差しの強い時に首後ろを焼けから守り、寒い時には防寒になります。
夏山の稜線歩きで重宝しますよ
このフォルムを勝手にジェントルモードと呼んでおります。
ジェントルモードでも首が苦しく無いよう首回りのサイズはゆとりを持たせております。

前開きのシャツでスナップボタン式なので疲れている時は一気に解放できます。

更に前面右側と後面両側にポケットを付けていて、山でのちょっと休憩の時にスマホ入れたり、歩いている時は行動食のゴミを一時的に入れておくこともできます。
深すぎず浅すぎずなポケットはテント泊の時に財布入れて小屋に買い出し行ったりする時にも重宝します。


滝汗すぎてズボンが汗で濡れているので財布入れたく無いんですよね〜

袖のカフスは短くし、捲り上げやすくしました。

シャツ背面のプリーツにはループを取り付け、山で濡れた際に干せるようにしました。

右の腰部分にピスネームをつけました。

サイドはカーブを描くようにカットを入れました。

カラーは2色です。
・クラシックブラウン
・クラシックグリーン

■サイズ感に関して


着用例
もじゃ(写真男性) MでちょうどLでゆったり


まる(写真女性)XSでちょうどSでゆったり

販売に関して
店頭販売 8/12-
WEB販売 9/4 18:30-